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ベゴニアの育て方

土の選び方

用土について

園芸店などで買ってきたものは、とりあえずはそのままで大丈夫ですが、買ってきた状態ではプラスチックの鉢に植えてある事が多いので植え替える事をお勧めします。

※特にピートモス系の用土に植わっているプラスチック鉢のものは必ず鉢を替えるようにしましょう。


自分で用土を配合する場合

ベゴニアの用土の配合は種類によって違ってきますが、基本は水はけが良くて軽めの用土に仕上げる事です。大きくなる種類は若干重めにします。

自分で用土を混ぜ合わせる場合は後から同じように作れるように出来るだけ分かりやすく単純な組み合わせにしましょう。一般的な配合例として

<ピートモス[3]、赤玉土[3]、バーミキュライト[3]、鹿沼土[1]>

などが使われます。実際は育てながら環境にあった配合を見つけると良いでしょう。


土の種類と特徴

  • 赤玉土<あかだまつち>
    基本用土のひとつで、粒上で指で軽く押すと崩れます。元は関東ローム層の赤土を粒状にして、通気性を向上させてあります。水はけが良く園芸用土として適しているため広く利用されています。長い間使用していると粒が潰れて通気性・水はけが悪くなるので注意が必要です。
  • 鹿沼土<かぬまつち>
    弱酸性の火山灰土で、見た目は赤玉土ににています。栃木県の鹿沼地方で取れるため、この名前がついています。水はけの良い園芸用土に適した土ですが、長期の使用は粒が潰れて通気性・水はけが悪くなるので注意が必要です。通常、細かくなった土をふるいにかけてから使用しますが、最初から細かい部分を除いて販売されている物もあります。
  • 腐葉土<ふようど>
    葉が中程度分解されたもので、水はけや通気性に優れており、土を柔らかく仕上げる事ができます。これが更に分解したものを堆肥と呼んで区別してあり、こちらは肥料として使います。
  • ピートモス
    シダや水苔などの植物が分解したものです。酸性の強い土です。非常に軽いため、土を軽く仕上げたいときに使います。通気性・水もちが良い土で根に十分な酸素を供給します。
  • パーライト
    とても軽い用土で、真珠岩を人工的に高温で膨張させて作ってあります。見た目は白灰色の粒状で、指で簡単に潰せます。水はけを良くしたり、土を軽くしたいときに使います。さし木の用土としても使用します。
  • バーミキュライト
    パーライトと同じく、人工的に鉱石を膨張させた用土です。見た目は金属のようにキラキラ光っていて、筋が見えます。とても軽くて通気性・水はけ共に優れた用土です。
  • 水苔<みずごけ>
    その名の通り、水苔を乾燥させたものです。テラリウム栽培の時などに鉢のまわりに敷いて乾燥を防ぐ目的で使います。


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