季節の管理<秋>
ベゴニアにとって苦手な夏も過ぎ、生育適温(日中20〜25℃、夜間15℃)の時期なります。冬越しの準備も兼ねて植え替え、株分け、剪定をご一緒にやってみませんか。


植え替えの必要な株

・鉢が小さくなってひっくり返ってしまうような株
・水が通らなくなるくらい根の詰まっている株
・何だか元気がない株
・葉が落ちてしまってみすぼらしくなってしまった株です。
木立(バーバラ ハミルトン)
木立(バーバラ ハミルトン)根づまり、肥料ぎれで葉が赤くなってしまっています。
根茎(マーヴリック)
根茎(マーヴリック)の根が鉢の淵まできていて植え替え時です。

キャロリン・コールマン
2年間植え替えていないキャロリン・コールマン下葉がなくなり姿が悪くなっている。

植え替え

1.鉢から抜いて、根鉢を崩します。

植え替え1元の大きさの3分の2くらいまで落とします。このとき小さなつぼみ以外の、開いている花や種子はすべて落とします。

2.健康な根をしていればそのまま準備した用土に植え付けます。

植え替え2このとき植える深さは一番下の芽が1cmくらい埋まるようにします。

※植付けの時、ネコブセンチュウがいた場合

害虫がいたときの方法 基本的には挿し木による更新を考えてください。挿し穂を取って元株は焼却します。しかし、何らかの理由でそれが出来ない場合、こぶだらけになっている根や、腐った根を出来る限り落とします。

 その後用土にボルテージ粒剤(ホームセンターで入手可)を混ぜて2-1と同様に植え付けます。ただ、この薬は、予防効果は高いのですが治療効果は今ひとつです。より強力な薬でバイデート粒剤もありますが、キロ単位でしか売っていないのと、毒物扱いとなるため、素人の方にはあまりお勧めできません。

※ネコナカイガラムシがいた場合

ダイアジノン粒剤 根鉢を崩した後、マラソン乳剤で根をすすぎます。その後、用土にダイアジノン粒剤を5号鉢で2〜3g混ぜて2-1と同様に植え付けます。
ダイアジノン粒剤
2〜3gは大さじにこのくらいです。

※根が腐っていた場合

この場合も、とりあえず挿し木をすることをお勧めします。どうしても何とかしたい場合には、まず腐った部分をすべて落とします。もし全く根がなくなってしまったら、水できれいに土を洗い流してから、出来る限り小さい鉢にバーミキュライトで挿し木をするつもりで植え付けます。ミズゴケで巻いても良いです。根が残っていても非常に少ない場合は同様にします。この場合の葉は、2〜3枚を残して切り捨てて、蒸散を防ぎます。

協力:山口英樹・裕美子さん

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