ベゴニアの育て方:整枝・剪定

冬越しの準備や、株の更新方法として、植え替え、株分けをご一緒にやってみませんか?

剪定の必要な株

剪定の必要な株は、以下のような状態の株です。
  • 鉢が小さくなってひっくり返ってしまうような株
  • 水が通らなくなるくらい根の詰まっている株
  • 何だか元気がない株
  • 葉が落ちてしまってみすぼらしくなってしまった株
木立(バーバラ ハミルトン)
木立(バーバラ ハミルトン)根づまり、肥料切れで葉が赤くなってしまっています。
根茎(マーヴリック)
根茎(マーヴリック)の根が鉢の淵まで来ていて植え替え時です

株の剪定

1)まず、シュートの年齢を確認します。ベゴニアは古くなるとシュートが木質化して、木のようになってしまいます。そういうシュートは残していても良い枝は出ないので、根元から切ります。

2)半分木質化してきているシュートと、みずみずしい緑色のシュートは残して適当な大きさに分けます。このとき、背の高さと根の量のバランスに気をつけます。根は背の高さの3分の1から4分の1くらいの量を残すようにします。

株の剪定
(写真1)
真中の4本が1年目の茎、右2本が2年目の茎、左の太いのが、今年伸びたシュート
株の剪定
(写真2)
1年目の残りを3枝残して切り落とします

株をすく場合は古い木質化したシュートから切っていきます。高さを縮める場合は、葉の付け根に脇芽のある、適当な高さの所で切ります。

株の剪定
(写真3)
2年目の2本のシュートも切り戻します。切るところは節の上です。(ハサミが当たっているところに注意)
株の剪定
(写真4)
健康な根をしていればそのまま準備した用土に植え付けます。

株の剪定
(写真5)
株がまっすぐ立つように誘引して出来あがりです。随分スッキリしましたね
(剪定後の管理)

鉢の下から水を吸わせるようにして水を与えます
根が動き出すまで(約2週間)は与えません。
しばらくは根が痛んでいるために水もあまり吸いませんから土も乾きません。やりすぎは、逆効果になりますから気をつけましょう。

植え替えた後は10日くらいは日陰で管理します。温度は18℃くらいは欲しいです
が、13度くらいまでは大丈夫です。

協力:山口英樹・裕美子さん

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