ベゴニアの野生種(原種)の多くは熱帯〜亜熱帯の高冷地で生息しており、自生地は熱帯降雨林の林床や流れの畔、渓流に沿った崖っぷちの岩の上や傾斜面に苔とともに生息しています。
これらのベゴニアもテラリウム栽培で保温と保湿、光量の調節で原産地の環境に近づけることにより栽培を楽しむことができます。
また 葉の表面に毛が生えて湿度を欲しがるベゴニア、主に根茎種の苗つくり、調子を崩したベゴニアを一時的に入れてあげるのも効果があります。

  

テラリウムという名称は

  ・テ ラ=大地・土
  ・リウム=館

が語源になっています。植物に理想的な環境を作るという目的が現れた名称ですね。


栽培には空中湿度が必要で原産地の環境に近付けるためにテラリウム栽培が必要になります。

テラリウム栽培では葉の斑などが鮮やかになり、一部のレックスは鑑賞できるが、どの品種でも入れていいかというと蒸れて逆効果のものもあり入れていいものと、むかないものがあります。


テラリウムは安定した環境を作る事が目的ですので、光量の定まらない自然光よりも安定した人工光がお勧めです。


基本的に観葉が中心となるため リンの多い肥料は不要で、バランスのよいNーPーKが均等な肥料が良いでしょう。


苗から育てて成長に合わせて容器を替えていく。
容器の大きさに限界があり、

「植物と空間のバランスが大切」であり

いっぱいに育ったらそれで終了と考えます。

いい時期には限界があり、姿が乱れてくるので分解、解体の時期と考え思い切って更新します。

新しい苗作りは葉一枚からスタートしたほうがしっかりとした芽がたくさん出ることが多く、葉からの更新が良いです。

また、栽培してみようと思う品種はスペアを作っておくことをお勧めします。

2004年3月28日MAMA,s AnneXで開催された日本ベゴニア協会湘南支部の例会での、講師 佐藤守夫さん(東京支部)のお話を元に作成しました。




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