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■憧れの存在

今までベゴニアを通して実にたくさんの方と知り合うことができました。
初めて会った人でもベゴニアが好きということで身構えることなく話のきっかけをつかむことができます。

２０年位前になるでしょうか協会へ入った当事先輩方のベゴニアの知識に敬服し、見たことのないベゴニアを見て感動したことを覚えています。大勢の先輩方の中で山口正子さんや岡本さんは私の憧れでした。

■ご自宅を訪問

数年後、岡本さんのお宅へ伺う機会がおとずれました。高台にある閑静な住宅地の角地にありました。

遠くから見ても植物がお好きだということがわかるほど手入れの行き届いたお庭でした。

玄関先には胸の高さまである木立ベゴニア、ドアを開けると大鉢のミッドナイトサンが迎えてくれました。

温室の入り口は食堂につながっていてお台所をしながらベゴニアを見ることができます。

温室内は地植えの根茎やレックスベゴニアがのびのび育っています。飛び石の間には玉砂利が敷かれご主人が散水器を付けてくださったそうで湿度も充分に取れて伸び伸びとベゴニアが育っています。

ベゴニアも高低さをつけて置かれていて、植物園のように楽しめます。

岡本さんは大病をされた後でした「私が元気だとベゴニアも元気だ」とおっしゃられた言葉がとても印象に残っています。