レックスベゴニアと根茎ベゴニアは何処が違うのですか?とよく訊かれます。レックスベゴニアは根茎性ベゴニアの一種で、葉に美しい模様と色を持つ交雑種です。根茎性のベゴニア自体はオセアニアを除く世界の熱帯、亜熱帯に分布しています。その種類は数千と言われています。
レックスと呼ばれる所以は初期の交配にヒマラヤ原産のベゴニア・レックスB.rex と言う原種を使ったことに由来しているのですが、その血をひく子供をレックスと総称しているため、たびたび混乱をきたしています。
現在のレックスベゴニアには、レックス交雑種どうしを掛け合わせる交雑だけでなく、木立性のものや、球根性のものまで交配されており、また、原種レックスの近縁種どうしの交雑などによって、作出された根茎性ベゴニアなど、見た目だけではこれはどっち?というような品種も作出されています。園芸関係の雑誌を見ても、混同されていることが多々あります。でもこればっかりは自分の目でよく観察して、違いを覚えていくしかないようです。