ベゴニアの種類:レックスベゴニア

レックスベゴニアの特徴

レックスベゴニアレックスベゴニアと根茎ベゴニアは何処が違うのですか?とよく訊かれます。レックスベゴニアは根茎性ベゴニアの一種で、葉に美しい模様と色を持つ交雑種です。根茎性のベゴニア自体はオセアニアを除く世界の熱帯、亜熱帯に分布しています。その種類は数千と言われています。

レックスと呼ばれる所以は初期の交配にヒマラヤ原産のベゴニア・レックスB.rex と言う原種を使ったことに由来しているのですが、その血をひく子供をレックスと総称しているため、たびたび混乱をきたしています。

現在のレックスベゴニアには、レックス交雑種どうしを掛け合わせる交雑だけでなく、木立性のものや、球根性のものまで交配されており、また、原種レックスの近縁種どうしの交雑などによって、作出された根茎性ベゴニアなど、見た目だけではこれはどっち?というような品種も作出されています。園芸関係の雑誌を見ても、混同されていることが多々あります。でもこればっかりは自分の目でよく観察して、違いを覚えていくしかないようです。

育成のポイント
強い日差しを嫌いますので、直射日光の当たらない工夫をしましょう。
空中湿度は必要ですが、用土の過湿は禁物です。
暑い時期は葉水をして空気湿度を保つ工夫をします。
種類によって適した環境が様々ですので、事前に確認をしましょう。

作業歴
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
生育 休眠期 生育期 休眠期
開花 開花期
置き場 室内 屋外 室内
水やり 少なめ ふつう 少なめ
肥料
植え替え
挿し木
生育温度
15℃〜25℃
生育湿度
50%〜80%
生育環境
鉢植え
育成難易度
中〜難

置き場
春:暖かくなり始めたら強い日差しを避けるため、直射日光の当たらない窓辺などで。
夏:気候が良くなると屋外でも楽しめますが、必ず雨の当たらない北側や東側の日陰で。
秋:外に出していた場合は早めに室内の直射日光のあたらない窓辺へ移動します。
冬:直射日光の当たらない窓辺などで管理します。

水やり
春:用土の表面が乾いたらたっぷりと与えますが過湿には十分注意します。
夏:鉢内の温度が上がる時期ですので、水の与えすぎによる過湿は十分注意し、用土の表面が乾いたのを確認してから与えます。水やりは午前中に行いましょう。用土は乾かし気味にしますが、葉水をして空気湿度は保つように工夫します。
秋:鉢土が乾いたらたっぷり与えますが、気温が下がってきたら徐々に減らして用土を乾かし気味にします。
冬:天気の良い午前中に行い、できるだけ乾かし気味にします。

肥料
春:生育の旺盛な季節ですので、月に3回程度液体肥料を与えます。
夏:基本的に与えません。
秋:元気な株には薄めの液体肥料を月に2〜3回与えます。
冬:室内で元気に生育している株以外には与えないようにします。

用土
水はけが良く、軽めのものを。
例:ピートモス[3]、赤玉土[3]、バーミキュライト[3]、鹿沼土[1]

病害虫
種類によりうどんこ病などに注意。
見つけたら早めに殺菌剤を散布して駆除します。

増やし方
挿し木や葉挿しで増やせます。

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